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<title>NuitBlanche</title>
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<description>NuitBlanche</description>
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        <title>冥王の花嫁２−２</title>
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        <guid>0001408848</guid>
        <description><![CDATA[（そんなことは、このおっさんだって分かっているだろうに）<br>　京歌は、彼らの目の前で、両手を広げて歓迎の意を表す男に、訝しげな視線を向けた。<br>　鬼切を呼ぶということは、つまりそれだけ切羽詰まった状態だということ。<br>　なのに、目の前の男には緊張感の欠片もない。<br>（そもそも）<br>　京歌は校長だと名乗ったその男の、にこやかな表情をジッと見つめる。<br>「鬼切」とは恐怖の対象だ。<br>　間違っても、友好的に受け入れられる存在ではない。<br>「いやー、本当に良く来てくれたね」<br>　ニコニコと、校長は目の前に立つ京歌たち２人に席を勧める。<br>　京歌と同じく、不信感をあらわにした廿日市は、それでも、一応その言葉に従った。<br>　続いて、京歌も来客用のソファーに腰を下ろす。<br>「で、依頼の内容は」<br>　事前に渡された資料によると、手ごわい悪鬼を一体、滅して欲しいという話だったが……<br>「いや、いや、本当に良く来てくれたね」<br>「仕事ですから。<br>　それで、仕事の内容は？」<br>　さっさと話せと声に威圧を込める廿日市。<br>　しかし、校長は笑顔を崩さない。<br>　強烈な違和感。<br>「廿日市」<br>　小さな声で名前を呼んだ。<br>　いつでも動けるようにと、京歌は軽く腰を浮かせる。<br>　そんな京歌の態度に、廿日市も分かってると一つ頷き、<br>「校長？」<br>　目の前の男へ声をかけた。<br>「我が校へ、よく来てくれたね」<br>　スピーカーのように繰り返される言葉。<br>　まるでそれしか知らないように。<br>　反射的に２人は校長の前から飛びのいた。<br>　が、校長はそれさえも気にした様子もなく……<br>「ヨ、ヨ、ヨ、ヨ、ヨ、ク、ヨク、キタ、キキ、タ、ネ」<br>　ニコニコと笑顔のまま、首を３６０度回転させた。<br>「うげっ」<br>「罠か」<br>　瞬間、キーンと鼓膜に響く甲高い金属音。<br>　同時に、転げ落ちた校長の首から這いずり出す、蟲、蟲、蟲、蟲の山。<br>「くぐつ人形」<br>「それよりも、結界」<br>　促され、意識的に後回しにしていた事象を再確認する京歌。<br>「閉じ込められたわね」<br>　あーあと廿日市が天井を仰ぐ。<br>「結構、でかい範囲の結界だな。たぶん、この校舎全体を覆ってる」<br>「舐めたマネをしてくれるわ。<br>　まさか、『鬼切』に喧嘩を売ってくるとわね」<br>「自信過剰な馬鹿か、何も考えなてない阿呆か。<br>　どちらにしても、やることは一つだろ？」<br>　京歌と廿日市は顔を見合わせると、ニィッと口の端を吊り上げるだけの笑みを浮かべた。<br>「「再起不能なまでに、ぶちのめす」」<br>　グシャリと京歌の足が、床を這い回る蟲を踏み潰した。<br><br><br>「ところで、京歌。この結界破れる？」<br>「んな、小器用なスキルが俺にあるかよ。<br>　そういう廿日市は？」<br>「私にできるなら、わざわざ、アンタになんか聞かないわよ」<br>「だろうな」<br>「・・・・・・」<br>「・・・・・・」<br>「結界の起点を破壊するしかないわね」<br>「セオリー通り、だな」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br>３に続く]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>冥王の花嫁２−１</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001407158</guid>
        <description><![CDATA[　デモナハザードという言葉がある。<br>　おそらくどこかのマスコミが付けたであろう造語だ。<br>　意味は霊的災害。<br>　日本は、この霊的災害が他国と比べて圧倒的に多い国である。<br><br>　故に、それに対抗する為の組織も、歴史の初期から登場していた。<br><br>　最も有名な人物は、卑弥呼だろうか？<br>　邪馬台国の女王であり、偉大な巫女でもあった女性。<br>　その血を引くものが、今でも代々、人柱としてこの国を守っていることを知るのもは少ない。<br>　倭の国の隠し巫女。<br>　その全存在をかけて、日本の霊的安定を支えるこの国の中心。<br>　彼女らの存在によって、この国は成り立っている。<br><br>　そしてもう一つ、人々を闇から守るもの。<br><br>　それが、この国に数多く存在している退魔組織だ。<br><br>　中でも名実ともにトップクラスの団体は３つ。<br><br>　妖嫌い『御巫（みかなぎ）』<br>　戦闘集団『九鬼（くき）』<br>　一騎当千『鬼切（おにきり）』<br><br>　この３つだ。<br><br>　なかでも、『鬼切』はその名の通り、鬼を切るためだけに集められた者達だ。<br>　構成員全てが、単身で鬼と渡り合える力を持つ、戦闘特化の集団。<br>　他の組織が結界設置や封印修復、浄化や浄霊などの仕事も請け負うのに対し、『鬼切』はただ『退治』だけを請け負う。<br>　故に、『鬼切』が呼ばれるのは、常に最終局面。<br>　求められるのは、対象の全消滅。ただそれだけ。<br>　問答無用の暴力で、有無を言わせず事態を鎮圧させる。それが『鬼切』の流儀である。<br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br>短い。<br>ところで、ニュイブラシリーズの世界観の基本的な説明って、用語説明以外では、もしかして初めて？<br>長編かいてなかったからなぁ。<br>って、遅すぎるだろ、自分。]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>冥王の花嫁１−２</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001405960</guid>
        <description><![CDATA[「うるさいっ」<br>　誰がどう聞いても不機嫌と分かる低い声。<br>　次いで、後頭部を襲った鋭い痛みに、京歌は一瞬で眠りの淵から引き上げられた。<br>「いってぇぇぇぇぇっ！！」<br>　後頭部を押さえ、隣を睨む。その目は涙目だ。<br>「おい、廿日市。てめぇ何いきなり人の頭をかち割ろうとしてやがるっ！！」<br>「うっさい！！<br>　徹夜明けのあたしの隣で爆睡するだけでも許しがたいのに、いきなり唸りだした挙句、大声で叫ぶって、何！？」<br>　ギロリと京歌を睨みつける瞳に、一瞬本気の殺気が見えた。<br>「って、別にお前も寝ればいいじゃん。<br>　運転してるわけでもねぇんだし」<br>　そう、今2人は車の中だが、その位置は後部座席。<br>　眠いなら寝ればいいのだ。<br>「あたしはね、車じゃ寝れないのっ」<br>「そんなの知るかっ」<br>　理不尽な台詞に京歌が叫ぶ。<br>「まぁまぁ、四位くん。廿日市さんは魘されてる君を起こしてくれたんだから、文句言わないの」<br>　2人の前、運転席からの声に、京歌は「え〜」と不服そうな声を上げた。<br>「起こし方に問題ありすぎでしょう」<br>「そうですか？<br>　ただの拳で殴っただけなんですから、ずいぶん穏便だと思いますけどね」<br>　本気で不思議そうな声音に、京歌は苦く笑う。<br>（本気でアレが穏便だと思ってるんだから、相変わらず物騒な連中だよなぁ）<br>「と、どうやら着いたみたいですよ」<br>　緩やかに減速した車は大きな門の前で停車する。<br>　門には県立七屋敷高校という名前が大きく書かれている。<br>　京歌の隣で、チラリとその名に目をやった琴音――廿日市　琴音は次に自分の腕に目線をやると、満足そうに一つ頷いた。<br>「約束の時間のジャスト１０分前。<br>　ベストタイムね、小久保」<br>　その言葉に、運転席にいた青年――小久保は嬉しそうに笑う。<br>「では、いってらっしゃいませ、廿日市さん、四位くん」<br>「おー。さっさと片付けっから、帰りもよろしく」<br>「また、後でね小久保」<br>　2人同時に車から降りると、バタンと音を立ててドアを閉める。<br>　2人校門へ向かう後ろで、静かに車は走り去っていった。<br>「さてと、まずは到着の挨拶からかな？」<br>「インターフォンがあるけど、どうする？」<br>「直接校長に連絡入れるわ。<br>　いきなり『鬼切でーす』なんて言ったら、騒ぎになるかもしれないし」<br>「まあそうだよなぁ。こういう話は校長含む一部の人間しか知らされてないってのが、普通か」<br>「でしょうね」<br>　頷きながら、琴音は携帯電話を取り出し、番号を打つ。<br>　呼び出し時間は僅かだったのか、すぐに口を開いた。<br>「もしもーし、鬼切でーす」<br>「お前、マジでそう名乗るか」<br>　思わず脱力する京歌。<br>　その隣で、琴音は到着の報告を入れる。<br>　話すこと数分。<br>　パタンと携帯を閉じた琴音が京歌に振り返った。<br>「迎えが来るみたいだから、ちょっと待っててって」<br>「了解」<br>　頷いて、京歌は校舎を見上げた。<br>　自分がかつて通っていたマンモス校と比べると、だいぶ小さな印象を受ける。<br>　生徒数は約７００人というから、１学年５クラスから６クラスぐらいだろうか。<br>「静かだな」<br>　時刻は放課後とはいえ、部活動をする学生の声が聞こえてきてもいいだろうに。<br>「テスト週間だって」<br>　事前に話を聞いていたのか、資料に書いてあったのか、隣の廿日市が答える。<br>「なるほど、俺らを呼ぶにはちょうどいいか」<br>　人がいるうちにできる仕事ではない。<br>　何しろ、自分達の仕事は鬼退治なのだから。<br>「にしても」<br>　呟いた京歌を廿日市がチラリと見る。<br>　今度は何だといいたいらしい。<br>「『鬼切』を呼んだくせに、ずいぶん綺麗だな」<br>「そうね」<br>　それは、校舎を指した言葉ではない。<br>　しいて言うなら、空気か？<br>『鬼切』は『鬼』のいる場に呼ばれる。<br>　しかし、この校舎には、あまりにも邪気がなさ過ぎるのだ。<br>「現場はココじゃないってだけじゃない？」<br>「だといいがな」<br>「ひっかかる言い方ね」<br>「ココには魔の気配が全くない。本当に全くだ。<br>　そのくせ、嫌な予感がするんだよな。そりゃあもうビシビシと」<br>　言って、京歌は小さく溜息をついた。<br>　それを見て、廿日市は思いっきり眉をひそめる。<br>「最悪。<br>　今日は早く帰って寝たかったのに」<br>「まあ、ただの勘だから、さ」<br>「アンタのやな予感が外れたとこ、見たことないんだけど私」<br>「ははははは」<br>　京歌はひとしきり乾いた笑いを零して、それから、オッと目を瞠った。<br>「どうやら迎えが来たようだな」<br>　見れば、校舎の方からスーツを着た女性がこちらに歩いてくる。<br>「では、行きますか」<br>「「鬼退治へ」」]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>冥王の花嫁　１</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001393516</guid>
        <description><![CDATA[　気が付けば、森の中にいた。<br>　黒々とした木立の影がうごめく様が、まるで生き物のようだった。<br>　頭上には、煌々と輝く満月。<br>　しかし、その月は常とは違い、酷く紅かった。<br><br>　紅い紅い満月。<br><br>　まるで、何者かの返り血を浴びたかのような――<br><br>（ああ。ここは）<br>　見上げた月の赤さに、ここが夢だと気がついた。<br><br>　これは悪夢。<br>　悪夢のようなあの日の出来事を、忠実に再現した、<br>　最悪に醜悪な悪夢だった。<br><br><br>　森の奥より、獣のうなり声のような音が聞こえる。<br>　それは、かつて人であったもの。<br>　そして、今は死者であるものの声である。<br><br>　足が、意思に反してそちらに向かう。<br>　この身は既に、あの日の夜を忠実に再現するためだけに動いている。<br>　自分の夢であるというのに、ままならない現状を胸の内で嘲笑った。<br><br>　もうまもなく、この目の先に地獄が広がるだろう。<br>　赤い赤い地獄。<br>　血液と肉塊で作り上げられた、死の世界が。<br><br><br><br>　どれぐらい歩いただろう。<br>　ぐちゃりと何かが潰れる音を鋭敏になった聴覚がとらえる。<br><br>　ぐちゃり、ぐちゃり<br>　<br>　その音の正体を彼は知っている。<br>　そこに広がる光景を彼は知っている。<br>　二度と、もう二度と思い出したくもないそれを<br>　しかし、こうやって夢の中で繰り返すのは、もう何度目のことか。<br><br><br>　それは肉が潰れる音だ。<br>　鋭い牙が肉を引きちぎり、ぼたぼたと口の端から血潮を滴らせながら、父が妹を咀嚼する音。<br>　ぐちゃぐちゃと下品な音を立てながら、祖母が祖父を食い散らかす音だ。<br><br>「ああああああああああああああああああ」<br>　絶叫は自分の喉から。<br>　こればかりは、自分の意思との差異はない。<br><br>　　<br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>短っ。<br>一ヶ月ぶりの更新だっていうのに……]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

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        <title>冥王の花嫁　プロローグ</title>
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        <description><![CDATA[　〜〜〜♪♪<br><br>　少し低めの女性ボーカルの歌声に覚醒を促される。<br>（クソ、煩いな）<br>　ゴソリと布団の中で寝返りを打つものの、しかし起床するまでにはいかない。<br>　半覚醒の状態のままで、狭霧は反射的に傍らに眠る響へ声をかけた。<br>「ヒビキ、電話」<br>　半分寝言のようなその声に、寝起きのいい響は小さく苦笑を浮かべた。<br>　ベッドサイドの机の上で大きな音を立てる白い携帯電話。それは――<br>「鳴ってるの、狭霧の携帯だよ」<br>「ああ？　こんな時間になんだよ」<br>　文句を言いつつもモゾモゾと布団から這い出す。<br>（こんな時間って、もう9時半なんだけどね）<br>　普通の会社員にとっては、目覚めるには遅すぎる時間だろう。<br>「はい。もしもし」<br>　低い声は、寝起きの所為ばかりではない。<br>（機嫌悪いなぁ）<br>　狭霧は大方の人間の予想に違わず、酷い低血圧だ。<br>　寝起きの３０分は、触らぬ神である。<br>　だからこそ、思ったことはすぐ口に出すといわれる響も、この時間帯だけは、大人しい。<br>　と――<br>「は？　姫？？」<br>　眠気も一気に吹き飛んだとでも言いたそうな、狭霧の声。<br>　思いがけない単語に、響も目を見張る。<br>「姫って、眠り姫？」<br>　響の問いに、狭霧は一つ頷く。<br>「ホントに？　何でわざわざ電話なんか」<br>　響の言うとおり、電話口の相手が隠し巫女たる少女であるのなら、電話などではなく、直接ここへ現れるのが普通だ。<br>　何しろ彼女は日本国内であれば、ほぼ何処にでも、一瞬で姿を表すことができるのだから。<br>　それは狭霧も疑問に思っていたのだろう、<br>「何で、電話？」<br>　響の疑問をそのまま相手に伝えた。<br>『ごめんね。ホントは直接そっちへいけたらいいんだけど、今ちょっと立て込んでてね』<br>「なっ……」<br>　さらりと告げられた内容に、狭霧は思わず息を飲む。<br>　日本の影の守護者たる隠し巫女が忙しい。その意味を察したからだ。<br>　瞬間、狭霧は姿勢をただし、真剣な目で響を見つめた。<br>　響も狭霧の視線を受け、瞬時に仕事モードへと思考を切り替える。<br>『あ、時間だ。狭霧君、今テレビ見てる？』<br>「テレビ？」<br>『詳しいことは後で説明するから、「８」つけて』<br>　急いでいるらしい少女の声に、慌てて狭霧はリモコンを探すが<br><br>　ピ<br><br>「狭霧、何チャン？」<br>　テレビと言った狭霧の声に反応して、響が既に電源を入れていた。<br>「８だって」<br>「８ね」<br><br>　リモコンを操作し番組を変える。<br><br><br>　　――本日未明、○○○病院の霊安室より、杉原隆巳容疑者２７歳の遺体が忽然と消えるという、不可解な事件が発生しました。<br><br>「死体消失？」<br>「杉原隆巳って、確か通り魔殺人で指名手配されてて、昨日民家に立てこもってるところを警察に射殺された男だろう？」<br>『正確には、即死ではなく、数時間は生きていたらしいわ。病院で息を引き取って、遺体はいったん霊安室に安置されたんだけれど、その遺体が』<br>「忽然と消えた」<br>『そう。そして、その消失には』<br>　少女はそこで一拍間を空け<br>『「紅の男」が関わっている』<br>「紅の男」<br>　思わず呟いた声を受けて、響の表情が僅かに険しくなる。<br>　それは、闇の世界に携わるもの全てにとって忌まわしい名前だ。<br>　そして、同時に、隠し巫女たる少女と非常に関係の深い名前。<br>『身内の不始末は、自分達でなんとかしたいところだけどね』<br>　軽く溜息を吐いて、少女は言葉を続けた。<br>『あの男が動くとなると、私はこの国の守りだけで手一杯になってしまうわ。だから、ニュイ・ブランシュに正式な依頼よ。<br>　この事件を探って、あの男の目的を突き止めて』<br>「…………」<br>「狭霧？」<br>「姫には、響が世話になってるからな。仕方ない。その依頼引き受けよう。<br>　ただし――」<br>『？』<br>「それ相応の報酬は払ってもらうよ」<br>　クスリと電話口から笑い声が聞こえた。<br>『了解。暫く仕事しなくてもいいくらいの額は期待しておいて』<br><br>　その声を最後に、電話は切れた。<br><br>　狭霧はゆっくりと携帯を畳むと、響に不敵な視線を送る。<br><br>「響。依頼だ」<br>「了解」<br><br><br>　しかし事件は二人の介入を拒むかのように、この時点で既に次の段階へと移行していたのだが、今この時、その事実を知る者は「紅の男」以外誰もいなかった。<br><br><br>＋＋＋＋＋<br>久々の更新。<br>でもお題じゃないです。<br>長編。<br>そして、こんなプロローグの癖に、主役はニュイブラの二人じゃありません。<br>ちゅうか、プロローグ以外BL要素は皆無の予定なので、表の板でもいいのでは？　と思ったり。<br>でも、ニュイブラの世界観が分からないとさっぱりなので、こちらで連載。]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>350.命</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001383796</guid>
        <description><![CDATA[　コトリと音を立てて白墨が落ちた。<br>　今まさに書き上げた魔方陣が薄く光り出す。<br><br>「冥界の王に告ぐ」<br><br>　凛とした声が闇に響く。<br>　男は、傍らに置いた刃を手に取り、すらりと鞘から抜き払った。<br><br>「我は死を望む」<br><br>　冷たい刃はヒタリと首筋に宛がわれ<br><br>「世界の死を望む」<br><br>　柄を握る手には、僅かに力が込められた。<br><br>「この地に住まう者事ごとくを冥界へ送り、汝の民と化さん」<br><br>　声が響く。<br><br>「我は汝の下僕なり。この血肉の一滴、一片すらも、もはや我のものにはあらず」<br>「さあ、受け取れ冥王よ。血は魂の媒介。我が血をもって契約と成せ。<br>我が魂を冥界へと括り、この身に永遠の停滞を。<br>未来永劫救われることのない永遠の絶望を我に与えよ」<br><br>　凛とした声が闇を打ち、同時に、男の腕が大きく動いた。<br>　刃が引かれる。<br>　赤が舞う。<br>　噴水のように迸る赤が、男の身体と床をぬらす。<br>　刹那。魔方陣は目も眩まんばかりの光を放ち――<br><br>『契約は成された』<br><br>　闇夜に響いた声を聞くものはなく、そこには一体の生ける屍があるのみだった。<br><br><br>＋＋＋＋＋<br>どれだけ、久しぶりだ自分（汗）<br>久々のニュイブラです。<br>赤い男誕生。<br><br>お題提供【365themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>310.予告者</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001353043</guid>
        <description><![CDATA[「死が見えるのが、一番嫌いです」<br>　青年はそう呟いて、背もたれに体を預けた。<br><br>「あら、気にしていたの？」<br>　対する相手は、フワフワと中空に浮いている。<br>　幽霊ではない。<br>　彼女の体は、この国のどこかで眠り続けている。<br><br>　倭の国の隠し巫女。<br><br>　その彼女が意外だとばかりに、目を見開く。<br><br>「気にしますよ。それは伝えてはいけないことだし。<br>　近しい相手なら尚更ね」<br>　危険なら忠告することができる。<br>　だが、確定された死を告げてどうするというのか。<br><br>「自分の占いに絶対の自信があるのね」<br>「ええ。だって、今まで一度も外れたことはありませんから」<br><br>「過ぎる能力っていうのは、嫌なものよね」<br>「ええ。お互いに」<br><br>「ふふ。そういう嫌味なところ、嫌いじゃないわ」<br>　クスクスと笑って、女は青年の隣へと降り立った。<br><br>「それじゃあ、和紗。一つ私の為に占ってくれない？」<br>「何を？」<br>「今、私が考えていることは是か非か」<br><br><br>「厄災は降りかかるが、解決はその方法が一番早い」<br><br>「そ、ありがとう」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>予告者＝雨水和紗。<br>実は面のギャーティーズと世界観は繋がっていたり？<br>もしくはパラレルワールドか。<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>144.リズム</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001353042</guid>
        <description><![CDATA[　人は誰もが自分のリズムというものを持っている。<br>　タイミングと言い換えてもいい。<br>　それを外されると、どうしようもなく気持ち悪い。そういうものを。<br><br>　僕は、それを狂わす。<br>　特に目立って何かをするわけじゃない。<br>　その点、僕は他の７人と違い、すこぶる地味だ。<br>　口の悪い照柿や真朱（まそお）にはサボってると言われるが。<br>　けれど、僕の能力はそういうものだ。<br>　何をしているのか分かってしまっては意味がない。<br>　<br>　僕には相手の嫌がることが分かる。<br>　この位置に立たれると集中できない。このタイミングで注意を逸らされると手元が狂う。<br>　時には、本人すら気づいていないウィークポイント。<br><br>　そこを揺さぶる。<br><br>　それが、僕の力。<br>　狂律師たる僕の仕事だ。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>久しぶりの新キャラ紹介。<br>支子祈（くちなし・いのり）。九鬼の第４鬼。<br>二十歳前後。男の子。<br>お題提供〔365Themes〕]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>129.角</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001338007</guid>
        <description><![CDATA[「それでは、始めようか」<br>　澄んだ声が廃墟に響く。<br>　それは、戦闘開始の合図。<br>　その声に弾かれるように、俺たちは視線を目の前の男に合わせた。<br>　九鬼一成（くき・いっせい）、九鬼家の時期当主候補であり、俺達のリーダー。<br>　その彼の瞳が徐々に色を変える。漆黒から青みを帯び、そして、紫へと。<br>　九鬼の魔眼。最凶にして最悪の九鬼家の魔眼の発動だ。<br><br>『さあ、目覚めの時間だ』<br><br>　ドクリと心臓が一際大きな音を立てた。<br>　血が、勢い良く全身に送り出される。<br>　九鬼の瞳に導かれ覚醒されるのは、俺の中に眠る鬼の血だ。<br><br>「くっ、……はっ」<br>　荒い呼気が漏れ、手足が震える。<br>　目の前へと持ち上げた右手は、もう人の形をしていなかった。<br><br>　鋭利な刃物のような爪。赤黒い皮膚。<br><br>　メキリと嫌な音が頭から。<br>　皮膚を破るその音と共に、痛みが俺を襲う。<br><br>　もはや、鏡などを見る必要もないが――<br>　今俺の額には小さな角が一本、その禍々しい姿を晒しているのだろう。<br><br>　俺の名前は照柿要（てりがき・かなめ）。<br>　九鬼の第三鬼、半人半鬼の照柿だ。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>新キャラ紹介まだ続きます。<br>半人半鬼の照柿家。<br>一番鬼らしい感じがする能力ですね。<br>たぶん年齢は２４，５ってとこ。<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
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        <title>131.炎</title>
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        <description><![CDATA[　クツクツと笑う。<br>　楽しい。<br>　こんなにも暴れられるのは久しぶりだ。<br><br>『思う存分やっていい』<br><br>　一成の言葉を頭の中でリフレイン。<br><br>「思う存分やってるわ」<br><br>　黒いフリルのスカートが風をはらんでフワフワ揺れる。<br>　同様に、腕に纏った真紅の炎も揺ら揺らと。<br><br>　ああ、楽しい。<br><br>　腕を振り、炎を飛ばす。<br>　赤はゆっくりと地面を舐め、炎の池を作り出した。<br><br>「さあ、いらっしゃい。あたしはまだ遊び足りないわ」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>新キャラ紹介第３弾。<br>九鬼の第２鬼　真朱　理子（マソオ　リコ）。<br>ゴスロリ中学生。発火能力者。<br>しかし、こんなしゃべり方の中学生はちょっとご遠慮願いたい。<br><br>お題提供【３６５Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
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        <title>187.影</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
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        <description><![CDATA[　幼い頃は、自分の影が怖かった。<br>　今でも、まだ少し怖いのだと思う。<br><br>　烏羽（からすば）の、俺の一族の影には鬼が眠っている。<br>　それはとても低級な、食欲というただ一つの欲望だけに特化した鬼。餓鬼が。<br><br><br>　俺の影はあらゆるものを食い尽くす。<br><br>　消去の烏羽<br><br>　その名のとおりに。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>新キャラ紹介第2弾<br>烏羽秋真（からすば・しゅうま）<br>統御の九鬼の対極。<br>九鬼が使役する八鬼の内、第一位の位置にいる家系。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>285.まなざし</title>
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        <guid>0001327651</guid>
        <description><![CDATA[　禍々しい眼だ。<br>　鏡に映った己の瞳を見て、そう思う。<br>　此処にある、この眼球２つが、俺が九鬼である証。<br>　最凶の魔眼。<br>　九鬼家の瞳。<br>　世界に魔眼持ちは数あれど、九鬼家のそれほど、禍々しいものはないだろう。<br>　見る為ではなく、操る為だけに特化した、この瞳。<br>　操作し、制御し、支配し、統御する。その為だけに進化した魔眼。<br>　瞳を合わせるだけで、心の奥の奥まで掌握し、視界の届く範囲内であれば、自然さえも操作する。<br><br>　だから、時々分からなくなるんだ。<br>　あいつが俺の隣に居るのは、もしかして、俺が無意識に操った結果じゃないのかなって。<br><br>『好きだよ』<br><br>　この瞳がなかったら、君の言葉を信じることができるんだろうか。<br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>新キャラ登場。<br>ニュイ・ブランシュです。<br>狭霧君らと同じく妖し狩りを生業にしている一族、九鬼家。御巫と同じく老舗。<br>勢力的には、御巫・九鬼・鬼切の３団体がこの業界の主導権を握ってる感じです。<br>九鬼家はその名のとおり、鬼の血を引いているんですが、９人でチームを組んで活動します。<br>といっても、９人全員が仕事に当たるのはまれで、事件の性質によって９人の中から何人か選び出します。<br>リーダーは九鬼。九鬼の魔眼で鬼の血を統御しているからです。<br>そういえば、名前がまだだった。<br>次期九鬼家の当主候補、九鬼家の次男　九鬼一成（くき・いっせい）君です。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>212.新しい仲間</title>
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        <guid>0001320481</guid>
        <description><![CDATA[「私のことは≪屍≫と、そうお呼びください。フロイライン<br>文字どうりこの身体は、さるお方により一度、死を与えられしものなれば。<br>我が身は、あの方の悲願が見事花を咲かし、実をつける為の滋養。<br>あのお方の為、只管に消費され消費され消費されつくすことこそが、喜びにございます。<br>ゆえに、フロイライン。私のことは≪屍≫と。<br>ただそうお呼び下されば、恐悦至極に存じます」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】<br>自己紹介。<br>紅い男の部下。＜屍＞。<br>己の思考全てで紅に心酔し、己の存在全てを紅に依存し、己の責任全てを紅に転嫁し、己の未来全てを紅に預け渡し、己の目的全てが紅の為に在り、己の理由全てを紅に希う。それこそが＜屍＞<br>一人の名称ではなく。そういう存在の呼称。]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>220.不死</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001317524</guid>
        <description><![CDATA[「不死なんて求めるものじゃないわ」<br>　諭すように彼女は言う。<br>「まるで、死なない人間を知ってるようですね」<br>「……知ってるわよ。知ってるわ。冥府の王、ハデスの靴先に口付けることで不死を手に入れた男をね」<br>「？」<br>「死を取り込むことによって、永遠の時間を得た生ける死者。<br>　外法中の外法よ。<br>　死者を殺すことは出来ない。だって、それはもう生きていないんですもの」<br>「死なないけれど、生きてもいないというわけですか」<br>「そう。あるのは永遠の停滞だけ。<br>　それでも、あの人は満足でしょうね。<br>　永遠の絶望。<br>　終わりなき復讐。<br>　それが彼の、深紅を纏うあの男の望みなのだから」<br>「……」<br>「人は彼を『赤い男』と呼ぶわ。もしくは『血塗れの悪夢（ブラッディ・ナイトメア）』と。<br>　その色は、復讐の色であり、絶望の色であり、終末の色。<br>　黄昏を纏いし男。死を齎し、闇を導く赤よ」<br>「紅の男、か」<br>　呟いた言葉に、彼女は一瞬怪訝そうな表情を浮かべたが<br>「そう、君は会ったことがあったのよね。<br>あの、世界の終わりを切望する深紅に」<br>「ええ。あの人は言っていましたよ。<br>　自分の大切な人を無残に無慈悲に消費した存在を、彼女の墓前にささげるのが自分の望みだと」<br>「そう。そうでしょうね」<br>　残念そうに、彼女は頷く。<br>　そうか。<br>「つまり、あの人の大切な人を奪ったのは、世界、なんですね」<br>　ああ。<br>　だから、彼の瞳はあれほどまでに底の見えない色をしていたのか。<br>　あれは、あの深淵は――<br>  全てを、自分をも含めた全てを憎み見限った、血色の闇。<br><br>「不死なんて求めるものじゃないわ」<br>「世界と心中しようとでも望まない限りは、ですか？」<br><br>「いいえ。世界と心中しようと望んだとしても、よ」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】<br>椿についての会話。<br>以外に気に入ってるかもしれない、悪役。<br>世界を滅ぼそうと欲する理由は女一人の為とかの方が好みです。]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

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        <title>35．欠片</title>
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        <description><![CDATA[この世界は全て、<br>君で持ちこたえている。<br>この世界は全て、<br>君を踏み台に成立している。<br>この世界は全て、<br>君の涙で存続している。<br>この世界は……<br><br><br>全てを知ったその夜から<br><br><br>例え、この瞳に映る景色が、どれだけ美しかろうとも、<br><br>俺はもう、<br><br><br>世界を欠片も愛せない。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>【365Themes】より。<br>ニュイブラ……<br>すみません。半年振りの新作です。<br>待たせまくりました。半年って何さ、自分。<br>とりあえず、椿君、独白です。]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

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        <title>353.届け（悪魔は来たりて）</title>
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        <guid>0001253039</guid>
        <description><![CDATA[ああ、死ぬ気なのだと<br>ストンと胸に落ちてきたのは納得で。<br><br>けれど、無色透明な笑顔を浮かべるアイツを許せるはずなんてなかった。<br><br>ふざけるな。<br><br>闘えと、それを俺に強いたのは間違いなく目の前の男で。<br>それなのに、自分がそれから逃げ出すなんて。<br><br>許せるものか。<br><br>だから――<br><br>「和己っ！！」<br>めったに呼ぶことのないアイツの名前を、声の限りに叫んだ。<br><br>届け。<br><br>「和己！！　逃げるなよ。逃げるな。一人だけ楽になろうとするなんて、俺は絶対許さない！！」<br><br>届け！<br><br>「和己！！　俺を、俺を置いていくんじゃねぇ！！！」<br><br>届け！！<br><br>声の限りに叫ぶ。<br>まるで、神に祈りを捧げるような真摯さで。<br>届け。<br>そして振り返れよ。<br>和己。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br><br>うわー、久々のSSSです。<br>春原と都住。案外春原は理由があればすぐに死ねそう。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>126.鳥</title>
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        <guid>0001201768</guid>
        <description><![CDATA[　鳥が自由の象徴だというのならば――<br><br>「私にとって、椿は鳥みたいな人ね」<br>　クスリとキヨコは笑う。<br>　その音を聞くものは今はいない。<br><br>　だから、彼女は珍しく、切なそうに瞳を揺らした。<br><br>　彼の人の背中に、白い翼を見たのはいつだっただろう。<br>　それはただの幻だったけれど・・・・・・<br><br>「アナタはいつか、飛んでいってしまうわね」<br>　呟いて、キヨコは小さく首を振った。横に。<br><br><br>「違うわね。私がアナタを閉め出すの。この鳥かごの中から」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>時間が空いてしまった･･････<br>えっと、男の子の名前は椿らしいです。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>28.薔薇色</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001195919</guid>
        <description><![CDATA[　アナタの背は私よりも少しだけ高い。<br>「キヨコ」<br>　アナタの声は私よりも少しだけ低い。<br>　いつだったか、男にしては高いほうなのだと、アナタは少し嫌そうに話していた。<br><br>「キヨコ」<br>「何？」<br>　アナタにこたえる私の声は、いつもより少しだけ弾んでいる。<br><br>「好き」<br>　囁くように呟いて、アナタは照れたように笑った。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>まだ、男の子の名前が出ない･･････<br>ところで、彼女と彼は友人だったのでは？<br>一応、初めて出来た友達であり恋人なんですって、ことで（汗）<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>361.箱</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001191980</guid>
        <description><![CDATA[　キヨコが見上げる空は、いつもいつも青空のままだ。<br>　<br>　そこは、一つの完結した世界。<br>　小さな四角に閉じ込められた絵と同じく、時間という流れから切り離された場所。<br><br>　キヨコの夢。<br><br>　キヨコは外界をしらない。<br>　小さな箱庭のような中庭と、巨大な日本家屋の奥座敷。<br>　それが彼女の世界の全て。<br><br>　未練を残さぬよう。与えられたもの以外、誰にも会わず、何も見ず、何も聞かず、そして何も持たず――<br>　いつかこの国の為、その身を捧げるようその為だけに生きている。<br><br>　それを苦痛だとは思わない。<br>　知らないとはそういうことだ。<br>　外があることを知らなければ、外を求めることもない。<br><br>　だから、キヨコは自分を不幸だとは思わない。<br><br>　それでも、キヨコは夢を見る。<br>　奇跡のように手に入った一枚の絵葉書。<br>　そこに描かれた、青空と草原を。<br><br>　焦がれているのか？<br>　問われても、きっと、キヨコは首を傾げるだけだろう。<br>　何かを求めるという感覚を彼女はまだ知らない。<br>　いや、毎夜同じ夢を見る彼女は確かに外に焦がれているのだ。<br>　ただ、その感覚をそれとして認識していないだけで。<br><br>　彼女は焦がれている。<br>　それとは知らず、ひっそりと。<br><br>　夢と言う箱の中で、一人静かに焦がれている。<br><br>　これは――<br>　箱の蓋が開かれる、ほんの少し前のお話。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>女の子の名前はキヨコちゃん。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>163.出会い</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001190016</guid>
        <description><![CDATA[　彼は初めて出来た私の友達。<br><br>「だれ？」<br><br>　空の青と草の緑と――<br>　目に映る色は、その二つだけ。<br><br>　何度も何度も繰返し見た絵葉書の。<br>　その切り取られた風景が広がるこの場所は、私が唯一私の意志で振舞うことの出来る空間。<br>　夢という名の儚い幻。<br><br>　なのに･･････<br><br>　黒いTシャツの裾が、風に舞っていた。<br>　私を覗き込むその顔に、見覚えはない。<br><br>「誰？」<br><br>　掠れた声が、少し可笑しかった。<br><br>　夢の中なのに、思うようには動けないなんて。<br><br>「ただの通りすがり」<br><br>　そう言って笑った少年が、酷く眩しいと感じたことを今でも私は覚えている。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>相変わらず名前が出ない（汗）<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>221.原っぱ</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001189236</guid>
        <description><![CDATA[　ああ、これは誰かの夢だ。<br><br>　目を開けた瞬間、俺はそう確信した。<br><br>　いつからだろう。<br>　眠りについた後、俺の精神〔こころ〕は他人の夢を渡り歩く。<br><br>　それは知り合いだったり、全く顔も知らない赤の他人であったり。<br>　ただ、そこが自分の夢の中ではないことだけは、どういうわけか、はっきりと理解していた。<br><br><br>　これは、誰の夢だろう？<br><br>　雲ひとつない青空。その下には緑の海が広がっていた。<br>　草原と呼ぶに相応しい、その空間に、けれど、人の姿はない。<br><br>（おかしいな）<br><br>　小首をかしげて、俺はもう一度、その世界を見渡した。<br><br>　目を凝らせば、緑の海の真ん中に、人工的な色を見つける。<br>　風に揺れる緑の狭間。白が――<br>　真っ白な布が見え隠れしていた。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>昨日の続き<br>本日より暫く、彼女の独白の背景を書いて行く予定です。<br>今回は男の子登場。<br>でも、まだ名前が出ない･･････<br><br>お題提供【365Thmes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>34.NO TITLE</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001188552</guid>
        <description><![CDATA[　「さよなら」という言葉は聞けなかった。<br><br>　「さよなら」という言葉を言えなかった。<br><br>　いつか、別れが来ることを知っていたのに。<br>　<br>　「好き」という言葉を言ってしまった。<br>　<br>　「好きだ」という言葉を聞いてしまった。<br><br>　必ず別れる運命と分かっていたのに。<br><br>　ああ、だからアナタを追い詰めたのは私。<br>　きっと苦しめると知っていて、なのに、現実を見ようとしなかった私のせい。<br><br>　アナタに真実を話さなかった。<br>　アナタに別れを告げられなかった。<br><br>　アナタは――<br>　真実を知っていた。<br>　別れを知っていた。<br><br>　だから抗った。<br><br>　ごめんなさい。<br><br>　アナタが闇に堕ちたのは、全て全て――<br><br>　私の甘えが招いた罪<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>新キャラ。先々代くらいの巫女姫。<br>この独白の背景はおいおい。<br>もう一人新キャラをだすので、彼と絡めて書いていく予定です。<br><br>お題提供【365Thmes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>160.深　（ニュイブラ、悪魔共に無関係）</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001185875</guid>
        <description><![CDATA[　僕のこの想いは君を苦しめるだけだと分かっていたのに――<br><br><br>「『愛してる』なんて嘘だから」<br><br>　君から目をそらすように伏せた視線の先に<br>　飛べなくなった蝉を見つけた。<br><br>（やるせないなぁ）<br>　胸の内でひっそりと呟いて<br><br>　空を見上げたのは<br>　鼻の奥の方がツンと痛んだから。<br><br><br>　雲ひとつない青空はいつの間にか、その深みを増していて<br><br>　秋の始まりを僕らに告げていた。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>季節外れも甚だしい･･････<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>239.ブーン（悪魔は来たりて）</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001183666</guid>
        <description><![CDATA[　空調の音がやけに五月蝿いこの部屋で、私は今日もベッドの上で膝を抱え、瞳を閉じる。<br>　闇の世界は優しく。<br>　――けれど、ブーンという空調の音が私を現実に引きとどめる。<br>「死にたい」<br>　それが本音。<br>　全てを捨てて、この闇の世界へと身をゆだねてしまいたいの。<br>「お兄ちゃん」<br>　ああ、だけど、この願いは――<br>「お兄ちゃん」<br>　寂しげに笑う兄の顔が脳裏に浮かぶ。<br>　私は彼の希望。生きる意味。そして、彼が罪を犯すための免罪符。<br><br>　それが、苦しくないわけではない。<br><br>　苦しい。本当は酷く。<br><br>　けれど、それでも私は――<br><br>「お兄ちゃん」<br>　今はまだ、アナタを裏切ることはないでしょう。<br>　私もアナタが好きだから。<br>　アナタが例え私以外の人を愛していても。<br>　アナタは私がいなくては生きていけないのだから。<br>　それでも、いつか、私は――<br>「お兄ちゃん」<br>　アナタを裏切るでしょう。<br>　アナタを殺すと知っていて、けれど、私の為に、私だけの為に、私はアナタを裏切る。<br><br>「ごめんね」<br><br>　謝罪の言葉は空調の音にかき消された。<br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>都住妹独白。<br>よく考えると救いのない人間関係ですね。この話。<br>春原は都住が好きなくせに京子さんを忘れられなくて、都住は春原がいるくせに生きるために妹に依存している。<br>んでもって、依存される妹はそれと知ってて、その状況を打開しようとはしません。<br>彼女が動く時は、彼女が死ぬ時でしょう。<br>それも、自分の為だけに死んじゃうわけで。<br>うわー。こいつら救えねぇ（溜息）<br><br>ところで瑞原、死人に繋ぎとめられてる人間書きすぎですか？<br>つうか、どこ見ても、他人への執着でにっちもさっちも行かなくなってる奴らばっかのような･･････（汗）<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>253.堕ちる</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001182873</guid>
        <description><![CDATA[「狭霧」<br>「呼ぶな」<br>「狭霧」<br>「呼ぶなっ！！」<br>　叫ぶ声が震えていることは自分でも気づいていた。<br>　鋭利な刃の切っ先を突きつけられているというのに･･･<br>目の前の男の瞳に浮かぶ色は、恐怖でも憎悪でもなく――<br>　どうして、そんな瞳で俺を見るんだ。<br>「狭霧」<br>　卑怯だ。<br>　お前は卑怯。<br>　まるで神に祈りを捧げるような真摯さで俺の名を呼んで。<br>　そのくせ、その瞳は全てを諦めているかのように、やるせないほど寂しげで。<br>「狭霧」<br>（ああ･･････）<br>　堕ちてしまう。<br>　コイツの瞳に。<br>　構えた剣の切っ先が振るえた。<br>　喉笛を狙う剣先が僅かにぶれる。<br>（どうしよう）<br>「お前の、所為だ」<br>　絞り出した声は自分の声とは思えないほどに、酷く掠れて弱々しげだった。<br>「お前が、そんな声で俺を呼ぶから」<br>（殺せない）<br>「お前がそんな瞳で俺を見るから」<br>（お前を殺せないじゃないか）<br>　妖を屠れない御巫なんて――<br>　御巫じゃない。<br>「ごめん」<br>「っ、謝ってんじゃねぇよ」<br>　人を堕としておいて。<br>　謝るだけですむと思うな。<br>「馬鹿やろう。責任取りやがれ」<br>　瞬間。アイツの浮かべた表情を俺は一生忘れないだろう。<br><br>（もう、いい。こいつとだったらどこまでだって堕ちてやるさ）<br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>久々の更新で申し訳ない。<br>「ニュイブラ」で狭霧が御巫を裏切ることを決意した場面。<br>なんていうか、最初は絆されただけだと思うんですよ。<br>で、決定打が最後の表情。<br>笑ったのか、泣きそうな顔をしたのか、それとも呆けたのかは、皆さんの判断で。<br>なんていうか、狭霧も瑞原も情けなさ全開の響が好きなのです。きっと。<br><br>お題提供【365Themes】<br><br>　<br>　]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>223.仕返し(悪魔は来りて)</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001130648</guid>
        <description><![CDATA[「あ〜！！」<br>　突然の絶叫に、何事かと皆が顔を上げた。<br><br>　部屋の片隅、小さな冷蔵庫の前で、固まる人影。<br><br>　春原だ。<br><br>　良く見れば小刻みに肩が震えている。<br>　次の瞬間、弾かれたように春原は振りかえると、目にもとまらぬ早さで、彗のデスクへ駆け寄った。<br><br>「お前、オレの抹茶アイス食っただろう！！」<br><br>　瞬間、皆興味を失った様に、仕事へ戻る。<br><br>　そんな中、彗と春原の言い争う声だけが部屋に響いていた。<br><br>「先に僕の焼きプリン食ったの春原じゃん」<br>「だからって、仕返しすることないだろう。<br>　だいたいアレは金払ったじゃないか」<br>「金払えば良いって問題じゃないんだよ。どれだけ僕があのプリンを楽しみにしてたか」<br>「ガキかお前は」<br>「だったら、今怒ってる春原もガキだろ」<br><br>　課長の雷が落ちるまで、後1分。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br>低レベルで言い争う二人。<br>ホントは頭いい設定なんだけどねぇ、彗は。<br>日常レベルでは馬鹿なんだよなぁ。<br>ちなみに一人称は僕ですが、彗ちゃんは女の子です。<br>見た目も少年なんだけど。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>203.イーーーッ!!（悪魔は来りて）</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001130646</guid>
        <description><![CDATA[「くっそー、バカ倉、おぼえとけ〜！！」<br>　ドアの間から顔だけ突き出して、彗は朝倉を睨み付け……<br>　バタンと音を立ててドアが閉まった。<br><br>「『イーーーッ』って、今時小学生でもしねぇよ」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br>彗は素敵にお馬鹿で好きです。<br>一応相棒以上恋人未満なのかな？　この二人は。<br>いや、それはちょっと朝倉がロリ過ぎるか……<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>210.生意気</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001130645</guid>
        <description><![CDATA[　身長とか体格とか、その他諸々。<br>　男としての魅力は響の方が上。<br>　そんなことは重々承知していたんだけど。<br><br>　糊のきいた黒の上下。<br>　所謂黒服ってヤツだけど……<br><br>　何でお前だけそんなに似合うかなぁ。<br><br>「響の癖に生意気だ」<br>「えっ？？」<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>185.フリー</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0001119249</guid>
        <description><![CDATA[「ね、君。今一人？」<br>　銀縁の眼鏡にこざっぱりとしたスーツ。<br>　夜の街にはいささか不釣合いなインテリ風の男。<br>　ニコリと笑みを浮べた男の瞳をジッと見つめた狭霧は、小さく溜息を吐いた。<br>「そうだな。今は一時的に一人って答えたい気分かもな」<br>　以後、小声でブツブツ呟く狭霧に、男は一瞬怪訝そうな表情を浮かべる。<br>　が、気にしないことにしたのか、狭霧の肩にそっと腕をまわした。<br>「じゃあさ、俺と遊ばない？」<br>　男がいう遊びがどんなものか知っていながら、狭霧が「ああ」と返事を返そうとしたその時――。<br><br>「ゴメン、オレの方が先約だから」<br>　僅かに乱暴な手つきで狭霧を抱き寄せたのは、響の腕だった。<br><br>「なんだよ。お前」<br>　気色ばむ男を視線一つで黙らせる。<br>　チッと舌打ちを零しながら立ち去る男。<br><br><br>「狭霧」<br>　名前を呼ぶ声は、僅かに怒りを含んで。<br>「なんだよ、馬鹿」<br>　答える狭霧も、何処か拗ねた風を隠せない。<br>「あのね、アレは仕事だろ？」<br>　仕方ないなぁという風に、響は狭霧の頭をなでる。<br>　今日、響が狭霧を放って、女性とばかり話していたのは、ある男の情報を聞き出す為だ。<br>　それは狭霧も十二分に承知している。<br>　それでも――<br><br>「ムカツクもんは仕方ねぇだろ」<br><br>「うん。ありがと」<br>妬いてくれてとは口に出さない。<br><br>　ただ、響はそっと狭霧の額にキスを落した。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>連続でかなりBL度の高い作品に（汗）<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>124.バスタイム</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
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        <description><![CDATA[　時には狭霧と一緒にお風呂に入ることだってあるわけだが……<br>　その場合問題が一つ。<br><br>「響っ、お前水入れすぎって何度言ったら分かんだよ！！」<br><br>　狭霧って、熱い風呂が好きなんだよねぇ。<br>　ちょっとジジくさい、なんて絶対に口に出さないけど。<br>　でも、やっぱりちょっとおじいちゃんっぽいよなぁ。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>ハンパなく熱い風呂に入る狭霧。<br>体に悪いぞ〜<br>つうか、ナチュラルにエロかお前ら。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>119.宇宙（悪魔は来りて）</title>
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        <description><![CDATA[　人が宇宙（そと）へ出られなくなって数年。<br>　悪魔が何処から現れるのか解明されない限り、もう二度と人は深遠なる宇宙（そら）を旅することは叶わないのかもしれない。<br><br>　宇宙（そこ）で悪魔に出会ったら？<br><br>　待つのは宇宙と同じ静謐な死。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>世界設定の説明補足。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>101.風（悪魔は来りて）</title>
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        <description><![CDATA[　轟という音が耳元。<br>　地面を蹴る足にかかる負荷は、今は感じない。<br>　風を正面から感じながら、春原は疾走していた。<br><br>　身体能力を一時的に数10倍に上げる春原の力。<br>　『加速』<br><br>　加速をかけた身体は、人の身でありながら超高速の世界へ足を踏み入れることが可能。<br>　風が壁となって、人がその世界に入り込むことに僅かな抵抗を示す。<br>　それすらも無視して春原は走った。<br><br>　黒い悪魔は目の前。<br>　後数秒後に戦闘が始まる。　<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>162.雫</title>
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        <description><![CDATA[　ヒタヒタと音を立てて近づいてくる。<br>　それは腕を伸ばし、オレを捕らえ様と――<br><br>　ただ血の一滴で<br><br><br>　喰らいたい。<br><br><br>　身を焦がすほどの衝動。<br><br>　ああ、それでもその欲望に身を任すことはオレにはできないのだ。<br><br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋<br>響独白。<br>吸血鬼の癖に血が飲めないヘタレバンパイヤなのです。<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
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        <item>
        <title>159.海</title>
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        <description><![CDATA[「海は嫌いだ」<br>　呟いた俺に響が僅かに目を見張る。<br>「珍しいね。何で？」<br><br>　理由を聞くのか、お前が。<br>　時折、酷く鈍くなるこの男が、それでも愛しいなんて、俺は筋金入りの馬鹿なんだろう。<br><br>「潮風でべたつくのがムカツク」<br>「ああ。それは確かに」<br>　決して真実ではない、辺り障りのない答え。けれど響は納得したようだ。<br><br>　馬鹿響。<br>　お前に会うまでは海が好きだったといえば本当の理由に気付くだろうか。<br><br><br>　海の気配はいつだって、お前を過去に連れ去っていく。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>158.秋（悪魔は来りて）</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
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        <description><![CDATA[「秋と言えばスポーツの秋っ！！」<br>　ぐっと拳を握り締めて力説する彗に、春原は嫌な予感を覚える。<br>　そのまま、そっと逃亡を諮るが……<br><br>　がしっと両手で右腕を掴まれ、あえなく失敗。<br><br>「ふふふふふ」<br><br>　地を這うような不気味な笑いが彗から漏れる。<br><br>「卓球で勝負だ！！」<br>「何でだよっ！！」<br><br>　思わずツッコム春原だったが、当然綺麗に無視されるのであった。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>141.砂（悪魔は来りて）</title>
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        <description><![CDATA[　一人、真夜中に目が覚める。<br>　電気はついている。<br>　あの日から一度も消して寝たことはないから。<br><br>　でも……<br><br>　誰もいない夜は苦手だ。<br>　さらさらと砂の零れ落ちる音が聞こえる。<br>　それはリミットを刻む砂時計。<br><br>　オレが人でいられる時間は、きっともうあまりない。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>春原独白<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>123.時間</title>
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        <guid>0001032270</guid>
        <description><![CDATA[「期限があるから人は生きられる。<br>　終わりのないレースほど辛いものはない」<br>　<br>　何も刻むことなくこの身の上を流れていくだけならば、時間などないのと同じ。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br><br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

        <item>
        <title>123.時間</title>
        <link>http://d.dklog.jp/yuuri_m/</link>
        <guid>0000972743</guid>
        <description><![CDATA[「期限があるから人は生きられる。<br>　終わりのないレースほど辛いものはない」<br>　<br>　何も刻むことなくこの身の上を流れていくだけならば、時間などないのと同じ。<br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
        </item>

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        <title>195.ガラクタ（悪魔は来りて）</title>
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        <description><![CDATA[　ガラクタなんだよ、全部。<br>　この身体もこの命も。<br><br>「だったらなんで、特災課（ココ）に来た？<br>　ガラクタなら、捨てても良かっただろう？」<br><br>「選んだんだよ、お前は」<br><br>　生きることを。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br>お題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
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        <title>183.仮眠30分（悪魔は来りて）</title>
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        <description><![CDATA[　ノートパソコンに送られてきたデータを見て、春原は僅かに眉をしかめた。<br>「これは、持久戦かもな」<br>　グラフが示す数値は、悪魔が出てくるには足りない。<br>　もしかしたら、そのまま正常値へ戻るということも考えられた。<br>　が、同じだけの確立で、この数値が劇的に跳ねあがる可能性も否定できない。<br><br>　とどのつまり、結果が出るまでの間、春原も都住もこの場所からは動けないということ。<br><br>「都住」<br>「何だ？」<br>「寝とけ、３０分たったら起こすから」<br>　春原への返事は、胡乱げな視線ひとつ。<br><br>「オレはその後で寝るよ」<br><br>「だったら、先にお前が寝ろ」<br>　不機嫌な声に、春原は小さく笑みを零した。<br>　本人はいつまでも新入り扱いは止めろと言いたいのだろうが、その実、その言葉の裏にあるのは、優しさだけなのだ。<br>「大丈夫だよ。最低後1時間はこのままだから」<br>「根拠は？」<br>「オレの勘」<br><br>　今度こそ、突き刺さるような視線が春原に注がれる。<br>「っていうより、経験則ってヤツ？　オレ主観の統計結果」<br>「信用ならんな」<br>　言いつつも、都住は大人しく適当な場所に横になった。<br><br>「春原」<br>「何？」<br>「寝不足だって言い訳はきかないからな」<br><br>　それは、春原の予想が外れた場合の話。<br><br>「了解」<br>　自信たっぷりな表情で、春原は短く返事を返した。<br><br><br>＋＋＋＋＋＋＋＋＋<br><br>御題提供【365Themes】]]></description>
        <author>ユウリ</author>
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