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<title>Ｎのココロ</title>
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<description>Ｎのココロ</description>
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        <title>いつまでだって隣に居たいんだもの</title>
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        <description><![CDATA[ほんものを見る、ってのもな、むろん大切なことだよ <br>でも、それ以上に大切なのは、それがほんものかどうかより、たったいま誰かが自分のとなりにいて、自分とおなじものを見て喜んでいると、こころから信じられることだ。<br>そんな相手が、この世にいてくれるってことだよ ※<br><br><br><br><br><br>今日の雨はあたしの中までしとしとと濡らし、きみのトレーナーに斑点を残した。きみはあたしが想像した泣き男そっくりに、額に皺を寄せる。<br><br><br>あたしは素直さというものを、時たまどこかへ落っことしてしまうらしい。お風呂場や階段の５段目なんかに。<br>それだから、あたしは行き場も言葉もなくして、きみにすがるように腕を巻き付ける。<br><br>きみは小さい子をあやすようにあたしを腕でくるむ。それが嬉しいようでいて悲く、またもやこんがらがったあたしの雨は強まる。<br><br><br><br><br>ただ、会えないったって、姿が見えないだけのことだからね。ぼくはつまるところ、きみのまわりのあらゆるところにいる ※<br><br>（※いしいしんじ プラネタリウムのふたごより）]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>眠れないよるは</title>
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        <description><![CDATA[眠れないよるは眠らなければいい。<br>そう君は言って、それが最近読んだ本のウケウリだって笑っていたけれど、眠れない夜はいつだってそこに横たわっていて、ベッドの上の私に添い寝する。<br><br>夏の夜は必要以上に黒く感じて、闇の中から嫌な記憶たちがモノクロになってもなお追いかけてくる。<br><br>泣いても君には届かないし、泣いてるうちに朝はやってくるし、眠気と戦いながら手を伸ばして抱き寄せてくれる君の汗ばんだ腕は嬉しいけれど、たぶん一生眠れない夜はやってきて、ねっとりとあたしを包む。<br><br>だからって、不幸なわけではないけれど。]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>いままでのこと</title>
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        <description><![CDATA[いままでのことは、この日記にすべて書いてあります。]]></description>
        <author>N</author>
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        <item>
        <title>こんにちはの前にさよならを考える</title>
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        <description><![CDATA[じゃんぼと会う日は、うれしいようで悲しい。<br>晴れているのに夕方から雨ですと予報されて、傘を持って出かけている、<br>そんな気分なのだ。<br><br>会えることはうれしい。<br>でも、帰らなくちゃいけないから悲しい。<br><br>ばかみたいだけど(実際、ばかなんだろう)、帰るくらいなら死んだほうがマシと思うほど、さよならが辛い。<br>もっともっと一緒に居たい〜　とかではなく、ものすごく理不尽だと思ってしまう。<br>なぜ同じ家に帰らないのだと。<br><br>そんなに好きでいてくれてうれしいよとじゃんぼは言うけれど、<br>わかってない。<br><br>そうじゃないのだ。<br>毎回こんな思いをすることに、もうへとへとなのだよ。<br>どうにかしてくれ！]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>いまはもういないから</title>
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        <description><![CDATA[死んでしまった人の話は、どうして美しく聞こえるのだろう<br>死ぬということは、それほどに遠くに行ってしまうということなのだろうか<br><br>その話のなかで彼女は生きているのだけれど、<br>それはやはりひっそりとしていて、体温すらも残り香のように儚い<br><br>生きるということは醜さも含むから、死んでしまった人の話はひんやりと美しいのだろうか]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>夏を想う</title>
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        <description><![CDATA[夏が楽しみなの。変でしょ。<br><br>あなたに撮ってもらった写真をならべて見ていると、<br>ああ、早く夏にならないかしらと思ってしまう。<br><br>あったかくなったら、外に写真を撮りに行きたいねとあなたは優しく言うから、<br>そうね、と心の底から思ってしまう。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>ものしずかな午後</title>
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        <description><![CDATA[あたしは今まで、自分を自分の枠にはめ込もうとしていた気がする。<br>その枠は、自分で作ったものではなく他人からの受け売りであるのに、そのことに気付かずにいた。<br><br>あたしは今まで、自分をオレンジ色だとばかり思っていた。<br>あたしの色は光を反射して、色々な色に揺らめいているというのに。<br>あたしは空色であり薄紅でありレモン色であり深緑だ。<br><br>枠を取り外してみると、あたしは流れることが出来た。<br>形を変えて好きなように。<br><br>大切なものをみつけたのである。<br>自分の核をみつけたのである。<br>その核からどんな結晶が生まれてくるかは、まだ未定なのである。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>A day without you</title>
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        <description><![CDATA[君のいない日に涙を流すなんて本当に悲劇だ。 <br>CD PLAYERからは、泣かないでって君の代わりに歌う声がする。 <br>夜は寒いし暗いし嫌なことばかり思い出す。 <br><br>きっと君がいたら、泣くなよって言うんだろ。 <br>眉を少し寄せて、困ったような悲しいような顔してさ。 <br>笑った顔が好きだって言って笑わせるんだ。 <br><br>もう泣かないなんて、言わないし言えないし言いたくないけど、でもあたしもやっぱり君の嬉しそうな笑顔が好きなのね。 <br><br>だから誰かに泣かされたときは、泣いた後ちゃんと笑うことにする。 <br>君がいなくてもちゃんと笑い顔に戻るから。 <br>心配はしてください、じゃないと寂しくて泣けくるでしょ。 <br>でも、大丈夫だからね。 <br><br>君がいない日に、涙に暮れたまま、沈み込んだりしないって約束してあげるよ。 <br><br>だから次会うときはまた笑顔で会えるから、君も沢山笑ってね。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>そういう星の下</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
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        <description><![CDATA[この間は黒人に体を執拗に触られて、挙句の果てに家まで引っ張ってかれそうになった。 <br><br>今日はぎゅうぎゅうの満員電車の中、誰かに首筋を舐められた。 <br><br><br>自転車に乗っていて、後ろから来たバイクに胸を触られたり <br>車に引きずり込まれたり、追いかけられたり <br>スカートめくられたり、スカートの中撮られたり、 <br>telephon sexをしてくれという電話がしつこくかかってきたり <br><br>一体あたしは前世でどんな過ちを犯したというのだ。 <br><br><br>そういう星の下に生まれたのだと思うしかない。 <br>そう思わなければ、この理不尽な出来事に納得などできない。 <br><br><br>きっとマイナスを背負っている分、隣に君が居てくれるんだろう。 <br>君は隣で笑わせてくれたり、涙を拭いてくれるから。 <br>これもきっとそういう星の下なのだ。 <br><br>傷が付いても汚れても、あたしは君の元へ帰ってゆける。 <br>とげとげになった心もずぶ濡れの目も、君は元に戻せるから。 <br>割れた心もカラカラの喉も、君の腕を欲してる。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>好きな人</title>
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        <description><![CDATA[一度好きになった人のことはいつまでもどこかで好きなままな気がする。 <br><br><br>お風呂場でベッドで彼の笑った時の目尻の皺を思い出して、 <br>なきだしたくなったりする。 <br>笑顔を手で包んで、愛しい皺に指を這わせた。 <br><br><br><br><br>もう二度と会わない。 <br><br>そうやって終わったはずなのに、 <br>思い出を浮かべるときはいつも息が苦しくなる。 <br>もう、となりに居ないのだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>ひび</title>
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        <description><![CDATA[あたしには見えないくらいのひびが入っていて、さっきからそのひびを伝って水滴がしみ出している。 <br><br>まるで月が欠けていくような当然さで、叶えられた恋は当たり前の日常に埋もれていく。それを知っているはずのあたしは、恋をした途端にそのことを忘れて一刻も早い成就へと急ぐ。 <br><br>ばかみたい。こんなに浮き沈みするなんて。 <br>夜道で口に出してみる「ばかみたい」 <br><br>「本当にね」 <br>欠け始めた月が見下ろして答えた。 <br><br><br>山形の海辺に寝そべって見た星や、群馬の雪の中で見た朝日がもう一度見たい。テレビ画面ではすすきの群が手招きをするように揺れていた。 <br><br><br>渇いてしまう。 <br>ひびから流れ出ていく。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>時速100キロ</title>
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        <description><![CDATA[泣く代わりにアクセルを踏んだ。 <br>途中で意識が何度も浮遊して、吐きそうになった。 <br><br>あたしは気付くと自分をなだめる手段を模索している。 <br>もう見つけてもいいのに、そう思いながらまだ大きな箱の中を引っ掻き回している。 <br><br>出てくるものは代替品ばかり。 <br>ハンカチ、猫、誰かのシャツ。 <br>本当に涙を拭いたいのは君の手のひら。 <br><br>涙、沈黙、ため息。 <br>本当はね、大笑いしたいんだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>彼は恋をしています</title>
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        <description><![CDATA[NOと言われても、好きなのだと言う男と <br>NOを言ったけれど、彼女が誰かと寄り添う姿に傷つく男 <br>その狭間で君の事を考えるあたし <br><br>３人ともが心の中に誰かを住まわせていて、 <br>お酒を飲みながら内側を見つめている <br><br>彼は送られてきたメールの内容を反芻しては、グラスの中身と一緒に飲み込んでいた。 <br>彼は彼女の後姿と、つながれた２つの手のひらと、遮断機の音をエンドレスで見続ける。 <br>あたしは海風と夜景と、シーツの温度と君の汗を思い出していた。 <br><br>３人が思い思いに吐き出すため息は、色つき。 <br><br>盗み見た２つの横顔は、今まで見た彼よりもよっぽど色っぽくて、魅力的だった。 <br><br>彼は恋をしています。 <br><br><br>彼女はきっと見ることのない横顔を、あたしはそっとポケットにしまいました。]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>てがみを</title>
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        <description><![CDATA[君に手紙を書いていると、胸の辺りが橙色に染まる。 <br><br>君に伝えなくちゃいけない。 <br>君に会えて本当に良かったと。 <br><br>毎日を生きる時間の端々であたしの中で君をみつける。 <br>笑顔をくれてありがとう。 <br><br>ただの自己満足なのかもしれないけれど、聞いて欲しい。 <br>あたしは君が好き。好きで好きで好きで仕方がない。 <br>笑ってしまうほど、泣けてくるほどそうなんだ。 <br><br>毎日きっと言い続けるけれど、呆れないで聞いて欲しい。 <br>ありがとう <br>好き]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>元気が欲しいとき</title>
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        <description><![CDATA[元気が欲しいとき、あたしは君の撮った写真をとりだす。 <br><br>何度も見ているから目をつぶっても思い出せるけれど、 <br>それでも何度でも手にとって眺めたくなる。 <br><br>これはきみの欠片。 <br>きみの熱がうつっているから、ほんの一瞬、君に会ったような気分になる。 <br>きみの隣でこの風景を見ているような。 <br><br>こんな夜に心を温めてくれるのは、いつもきみの写真で、何枚もないその窓があたしの宝物だ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>No Title</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
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        <description><![CDATA[私は今、とても幸せだ。 <br><br>と書くと、とても陳腐で薄っぺらい。 <br><br>洗濯を終えて部屋に戻ると、猫が私のベッドで寝ていた。 <br>気持ちよさそうにあくびをするので、隣に寝転がり彼の体をゆっくりと撫でる。 <br>始業式の今朝は、隣の家の子供たちの声もなく、肌寒いくらいの雨に夏の終わりを思う。 <br><br>一つ一つの物音が愛おしい。 <br><br>たとえばそう、キーボードを叩く音や足音、呼吸、窓を閉める音なんか。 <br><br>電車の音、車の音、カラスの声、椅子の軋み。 <br><br><br>とても別れがたい。 <br><br><br><br>全てが本当に別れがたいものばかりだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>虹</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
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        <description><![CDATA[夕方、暑かったので家の前の道に水を撒いた。 <br><br>ホースにはところどころ劣化して穴が開いていて、それらから勢い良く飛び出す水しぶきで、道路だけじゃなく私までしっとりと濡れた。 <br>先がシャワーになったホースからは細長い虹が出て、きらきらと薄いオレンジ色に染まる。 <br><br>あたしがもし写真を撮るのなら、こんな瞬間を撮りたいなあと思った。 <br><br>あたしが今から消えたら、蛇口をひねって水を止めるようにあたしの生命が止められて、虹のようにあたしも消えたら、何人かの人は泣いてくれて、 <br>それでもやっぱり世界は変わらないんだろう。 <br>なんてことを考えて虹を消す。 <br><br><br>写真は哀しいと岡崎京子が言っていた。 <br><br>そーかもなぁとひとりごちる。 <br><br><br>切り取られた瞬間に遠くなる。そんなかんじ。 <br>だから私が消えた後に私の写真を見ると、ああ、遠くなったなぁって思うんだろうな。 <br><br>誰かが消えてしまった夜にそんなことを思った。 <br><br>ご冥福をお祈りいたします。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>生きる</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
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        <description><![CDATA[自分のためだけに生きてはいけないなぁ <br><br>今は自分のことで精一杯になってしまうけれど <br>自分のためだけに生きてはいけない <br><br>そんなことを思った夜 <br><br><br>自分を可哀想に思うのをやめた <br><br>過去を眺めていても仕方がない <br>ぐんぐんと日々は流れていくのだから <br><br>あたしの毎日は非生産だ <br>生産することをやめてからもう二週間がたった <br><br>なんのために仕事を変えたのか <br>理由が今は色褪せて見える <br>そのことがすごく悲しい <br><br>こうしたい <br>こうなりたい <br>があって突き進んでいたのに <br><br>とりあえず今は <br>無理やりにでも自分を動かすしかないんだな]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>目黒</title>
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        <description><![CDATA[３年振りにこの駅に来た。<br>ここからは見えないけれど、山手通りをずっと行ったところに病院がある。<br>今でもあそこには血の固まりになった子供が棄てられている気がして、吐き気がした。<br><br>目黒川沿いにのマンションにはもう彼はいないし、猫たちも知らない顔ばかりだ。<br>あの頃、飼っていた真っ白なハムスターのお墓にもずいぶん行ってない。<br><br><br><br>場所が記憶をもっているかのように、思い出さなかったことまで思い出す。<br>それもかなり鮮明に。<br>あの時の心の揺れ方がどんなだったか、私はくっきりと思い出していた。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>飽きないなんて本当かな</title>
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        <description><![CDATA[日曜日は海に行きました。<br>風が気持ちよくて、海水は柔らかかった。<br><br>波は高く、岩場は瞬く間に飲み込まれていく。<br><br>砂は素足に心地良くて、あたしは波打ち際をはしゃいで歩いた。<br><br>にゃんぼは汚れたあたしの足を見て、それじゃ車に乗せられないと意地悪を言うので、君のタオルを足拭きように持ってきたから大丈夫と言うと、君は呆れたふりをしてカメラ越しに空を見上げた。<br><br><br>飛行機が頭の上を滑っていく。<br><br><br>君は前ほどあたしを見なくなった。<br><br><br><br>あたしはそれを当然だと思い、少ししてから寂しい気持ちになって波を蹴った。<br>そしてシャッターをきる音を聞きながら空を見上げ、一緒に見るものは増えたけど…と付け足した。<br><br><br>前はお互いがお互いに心を奪われていたけれど、きっと今は心が同じ方を向いているんだ。<br>たぶん、明日とか未来とか。<br><br><br>それはそれでいいんだけどね、と一人ごちてわきの下に頭をうずめる。<br><br>昼間の波みたいに正確な寝息が、あたしを安心させる。<br><br><br>「結局のとこ、あんたは幸せなのよ」<br>という親友の言葉を思い出し、なるほどそういうことだなと納得して眠りについた。<br><br>確かにこの安らぎは幸せと呼ぶに相応しい温かさだと、そう思ったのだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>No Title</title>
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        <guid>0001361604</guid>
        <description><![CDATA[泣いたら負けなのだろう。 <br><br>泣いたらまた最初からやり直しって言われそうだから、 <br>じっとこらえる。 <br><br>けど、今日は少し泣いたよ。 <br>お気に入りのマンガを読んで、いつもの場面で泣いた。 <br><br>そしたら、止まらなくなっちゃった。なみだ。 <br><br><br>でもこれは、マンガのせいだから、いいよね。 <br>ノーカウント。 <br><br><br><br>朝起きると、なぜか世界に絶望している。 <br>眠っているうちに誰かが幸せが蒸発したみたいだ。 <br><br>純粋に辛くて悲しい気持ちになる。 <br>胸の奥がシクシクするんだ。 <br><br><br>足を踏み出した瞬間、不安の渦に吸い込まれる。 <br>蝉が頭の中でジージーと音を立てる。 <br>目の前が真っ白で真っ暗になって、青くなる。 <br>空気がなくなる。 <br>そして自分の体が感覚を失う。 <br><br><br>自分が不幸だとは思わない。 <br>むしろとても幸せだ。 <br>本当に、めまいがするほど幸せだと思う。 <br><br>死にたいとも思わない。 <br><br>いままでで一番、おだやかな時間を過ごしている。 <br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>けれど、この絶望感は別物である。 <br>毎朝、今日が人生で最後の日のような気分になる。 <br>そして無性に泣きたくなるのだ。 <br><br>私は何が悲しいのだろう。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>花火大会延期</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361603</guid>
        <description><![CDATA[延期になった花火大会。<br>行くことが出来ない予定だった花火大会。<br><br>気まぐれのどしゃぶり雨のおかげで、<br>夏の思い出がまた増えそうです。<br><br><br>でもね、見ることの出来なかった花火を憂いながら、<br>君とベッドの上で一日中くっついていたかったのも事実。<br><br>これからの一週間を思うとそんな気持ちになるのも本当。<br><br><br><br><br>嬉しいこと、悲しいこと、綺麗なもの、いやなもの<br>全ての出来事に出会ったとき、ココロの中で君に話しかけてる。<br>一緒に感じることが出来たらいいのに。と思い、短く息を吐き出す。<br><br><br><br><br>君が居なくちゃだめだなんて言いたくないから、<br>奥歯で噛んで前を向くんだ。<br><br>ねぇ、あたしの隣は心地が良い？<br>早く帰ってきたいと思うような場所になっていたいよ。<br>早く帰らなくちゃ心配、はもう終わりにしなくちゃね。<br><br>変わろう。<br>確かにそうだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>恩返し</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
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        <description><![CDATA[人から受けた恩は、その当人に返すのではないのだと言われた。 <br><br>人から受けた恩は、自分が出来るようになったとき、自分がしてもらったようにして返せばいいのだと言われた。 <br><br>ねぇ、にゃんぼ、君はどう思う？恩返しは誰にすればいいのかな。 <br><br><br>人との別れは突然で、プラスマイナスゼロで別れることなんてない。 <br>無論、何がプラスで何がマイナスかなんて誰も決められないのだけれど。 <br>自分とは異なるものを持っているのが他人、異なるものを知ろうとすることは何であれプラスだ、とあたしは思っているし。 <br><br><br>にゃんぼ、あたしは生まれてこのかた8167回の夕焼けを見て、男の人から愛情みたいなものをもらったりもしたんだ。 <br><br>好きだと言われて、そばに居て欲しいと頼まれたこともあった。結婚して欲しいと言われたことだってあった。 <br>あたしも好きだと言ったし、そばに居なければぺしゃんこになってしまっていた。 <br><br>尽くしたこともあれば尽くしてもらったこともある。 <br><br>ねぇ、にゃんぼ、フィフティフィフティの人間関係なんてあるのかな？ <br><br><br><br>今になって、あのときあたしは大切にされていたのだと気付く。 <br>感謝の気持ち、後悔の念が胸をよぎるけれど、あのとき優しくしてもらった分は、多分もう返せない。 <br><br><br>そんな風に貯蓄された恩は、他の誰かの手へと渡されていくんだろうか。 <br>私の手から、誰かの手へ。 <br><br><br>そうやって人の優しさや愛情はぐるぐるまわるんだろうか。 <br><br><br>君の愛情も、誰かが君を愛したから生まれるのだろうか。 <br>そして、あたしの愛情も。 <br><br>そう思うとね、あたしは誰に恩返ししたらいいのか分からなくなってしまうんだ。 <br><br>優しさの連鎖をつないだ人々すべてが感謝の対象だ。 <br><br>きっと後ろに還元することは出来ないから、その連鎖をつないでいくのだろう。 <br><br><br><br>そう考えると、出会う人出会う人、みんなありがとうだよね。 <br><br>ひとってつながってるんだね、にゃんぼ。 <br><br>あたしと君も、出会う前からつながっていたのかもね。]]></description>
        <author>N</author>
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        <item>
        <title>君はあの日泣いたっけ</title>
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        <description><![CDATA[コーヒーショップで君はあたしの話を聞いて泣いた。 <br>｢どうして言ってくれなかったの？1人で…｣ <br>あの時、あたしは初めて友達の温かさを知ったんだと思う。 <br><br>夏の暑い日。 <br>ひたすら腕を噛みつづけるあたしの口と腕を力ずくで引き剥がして、 <br>君は言ったっけ。 <br>｢あんたも辛いかもしれないけど、それを見てるあたしだって辛いんだよ！｣あの時、あたしは友達の力を信じてみる気になったよ。 <br><br><br>たくさんの人があたしの前を通り過ぎていくけれど、握手をする人は多くない。手をつなぐ人は少しだけ。 <br>抱き合えるのはもっと少し。 <br><br>キスをするのは1人だけ。 <br><br><br>これからも手をつないでいて欲しいよ。 <br>愛すべき君たち。 <br><br>こんな静かな夜は、君たちにどうしても感謝したくなる。 <br><br>寂しくて死んでしまうことがないのは、君たちのおかげ。]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>幸せ</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361599</guid>
        <description><![CDATA[あの頃は幸せだったのだと思うのだ <br><br>自分を呪って、すべてを嫌って <br>閉じこもって傷をつけて喚き散らして <br><br>そうやって嗚咽を漏らすことが出来た <br><br><br>今は <br>この目をえぐってしまいたいと思っても <br>心の中で　そんなこと言うなよ　という声がする <br><br>腕に刃をあてると、悲しい目が見える <br><br>自分を嫌えば嫌うほど、自分の中で罪悪感が増える <br><br>泣くことすらきっと悲しませるのだから <br>涙を止めてしまわねばと思う <br><br>笑おうと思う <br><br>笑いたくない <br><br>でも、悲しい顔をされるのは、同じくらい辛い <br><br><br><br>今は昨日より幸せだからきっとそう思うのだ <br><br><br>強くならなくてはいけないのだろう <br>一度崩れると、崩れやすくなるから]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>No Title</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361598</guid>
        <description><![CDATA[もーやだ <br>もーやなんだよ <br><br>こんなことを考えるなら割ってしまいたい <br>こんな夢を見せるなら干からびてしまえばいい <br><br>赤と水色と灰色の夢 <br>脳が見せる幻影 <br><br>こんなに涙が出るなら潰れてしまえばいい <br>もう何も見たくない <br><br>電話で泣きたくないから <br>笑っておかえりって言いたかったのにさ <br><br>たったそれだけのことだったのに]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>No Title</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361597</guid>
        <description><![CDATA[手を伸ばせば誰かがつかんでくれるほど <br>世界は上手く出来ていない <br><br>本当に助けが必要なときは <br>助けを求める声さえ出ない <br><br>本当に助けが必要なときは <br>余分な力は1ミリだって残っていない]]></description>
        <author>N</author>
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        <title>ひとりで</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361596</guid>
        <description><![CDATA[1人でがんばんなさい <br><br>そういうことなのだろうか。 <br><br><br>でもさ、あたしばかだから、泣いたりしちゃうんだよ。 <br>強くなりたいだなんて口ばっかりだ。 <br><br><br>だんだんと空気が熱を帯びる <br><br>そのアスファルトのフライパンのなかで、自分を焦げつかせずにいるには、ねぇ、走り続けなくちゃいけない。 <br><br><br>神様なんて信じてないけど <br>やりきれないことは神様のせいにする。 <br><br><br>夏なんて嫌いだ。 <br>夏なんて来なければいい。 <br><br>夏なんてだいっきらい]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>花火</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361595</guid>
        <description><![CDATA[今日は隅田川の花火。 <br>浴衣着た女の子をたくさん見た。 <br><br>夏は嫌いだと思っていたけれど、やっぱり嫌いだ。 <br>君がそばに居ない夏は、ただの熱でしかない。 <br><br><br>ぼくは手持ち花火をふりまわして <br>アスファルトに白い文字を書く。 <br><br>きみの名前は荒川の土手で、次の夕立が来るまでひっそりと横たわってる。 <br><br><br><br>夏を好きになってるのではない。 <br><br>夏はやっぱり嫌いなまま。 <br><br><br><br><br>8.23を手帳の上でいくら塗りつぶしても、何の意味もない。 <br>むしろ自分の中に刻印してるみたいだ。 <br><br><br>ぼくはあのねずみ花火のように、ぐるぐると火花を撒き散らして、真っ暗な夜に止まってしまうんだ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>夜明け前の優しさ</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361594</guid>
        <description><![CDATA[もう、どうにもこうにも辛くって、真夜中に自転車をこいだ。 <br><br>闇が怖けりゃ、闇に飛び込むしかない。 <br><br><br>けれど２時間こぎ続けても、心は晴れず、仕方なく家路についた。 <br><br><br>もてあました感情が体を重たくして、潰されそうだった。 <br><br><br><br>泣きそうになっていると、電話が鳴った。 <br><br>こんな時間に誰だろうと思って出ると、バイク乗りからの電話だった。 <br><br><br>｢今、あなたの家の近くにいたんだよ｣ <br><br><br><br><br>今から会いたいと言うと、バイクの後ろに乗せてくれた。 <br><br>夜明け前の道路はひやりと冷たくて、あたしは背中につかまりながら流れる灯をぼんやり眺めていた。 <br><br><br><br><br>あたりまえだけど、バイクは自転車よりもずっと速くて、あたしの絡み付いてとれなかった気持ちを吹っ切れさせてくれるようだった。 <br><br><br><br><br>｢夜中に会いにきてくれるのなんて、きみだけだよ｣ <br>と言って笑ったら、 <br><br><br>｢俺にもだよ｣ <br><br><br>と笑われた。 <br><br><br><br><br><br>ありがとう、がんばるよ]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>タペストリー</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361592</guid>
        <description><![CDATA[自分の通っていた中学校の前を、何年ぶりかに自転車で通った。 <br><br>巨大な建物が建造されていた。 <br>見れば、新校舎を建設しているのだと言う。 <br><br>たくさんの足場に囲まれたそれは、怪物のようで怖かった。 <br>飲み込まれてしまう。 <br>私が愛したものが。 <br><br>家の近くに新しい道が出来る。まっすぐな広い道だ。 <br>とてもまっすぐな道。 <br><br>その道を通れば目的の本屋まではすぐだけれど、通りたくなかった。 <br>容赦なく敷き詰められたアスファルトが、たくさんの記憶を塗りつぶしているように思えたから。 <br>見通しがいい道は、気持ちいいけれど不安になる。 <br><br>私は自転車で次の角を曲がった。 <br><br>曲がりくねった細い路地、生い茂る雑草、土のにおい。 <br>子供の頃と変わらない風景。 <br>均整のとれていない風景。 <br><br>ねえ、にゃんぼ、どうしてまっすぐな道がたくさん出来るのだろう。 <br>広くてまっすぐで、とても便利だけれど、切り取られている気分になるよ。 <br>曲がり角を曲がる楽しみは、どこへ行っちゃったの？ <br>ああ、遠くまで見える。隣の町のビルも見えるよ。 <br>前は、どうやって行こうか出掛けるたびに道を選んでいたけれど、今はこの大きな道をまっすぐ行けば一番早く着くんだ。 <br><br>つまらないね。 <br>行くことだけが目的で、簡素化されてる。 <br><br><br>そんなことを考えて自転車をこいで帰ってきたら、 <br>もうぐったりだった。 <br><br><br>にゃんぼ、人生はタペストリーなんだってキャロルが唄ってた。 <br>あたしの模様はごちゃごちゃしていてかまわないのよ。 <br>まっすぐな線や、決められたモチーフの繰り返しは綺麗だけれど。 <br><br>たくさんの色を使っていろんな太さの糸を織り込むわ。 <br><br><br><br>にゃんぼ、変わらずにいることと変わり続けることは同じくらい意味のあることだと思うの。 <br><br>あたしの中ではこの２つのことが同時に起こっている。 <br><br>けれど最近になって、変わらなかったものたちが妙に愛しく思えるのは、変わるべきところは変わり始めた、そういうことなのかな。 <br><br>どう思う？ねぇ、にゃんぼ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>No Title</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361591</guid>
        <description><![CDATA[今日の月は飴の欠片みたいに薄くて、壊れちゃいそうな頼りない月だった。 <br>ただその微笑があまりにも素敵で、後ろを振り返り振り返り帰った。 <br><br>いちにちをでたらめにならべて眺める。 <br>今日はえーっと、薄い青。それにピンクが少し混じる。 <br><br>にゃんぼ、手帳を読み返すと、毎日がおはじきみたいに見えてくるよ。 <br>毎日違う色。じゃらじゃらとポケットの中で鳴らすのだ。 <br><br>ねー、にゃんぼ、明日はなに色かなぁ。 <br><br><br><br>今日は１人でまるくなる。 <br>明日も１人でまるくなる。 <br><br>きみのとなりでまるくなって眠る日と、１人でまるくなる夜、この先どちらが多いだろう？ <br><br>そんなことを考えたら、にゃんぼ、クスクス笑いが止まらないよ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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        <title>真夜中の考察</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361589</guid>
        <description><![CDATA[恋愛を信用できない性質である。 <br><br>始まりの気持ちは決して持続せずに薄らいでいくから。 <br>そして「あたりまえ」になってしまうから。 <br><br>馴染むことが怖い。きっと。 <br><br><br>だから、全速力で逃げ出したくなるんだ。 <br><br><br>体を交えることは、関係を深めることに役立つけれど、 <br>関係の寿命を縮めているような気持ちになることがある。 <br><br>体の会話が一度成立してしまうと、言葉が減ってしまうような気がするから。 <br>愛してるということを言葉で伝えるのはとても大変だけれど、 <br>抱き合えば簡単に伝わってしまう。 <br>それは、いいことなのだろうか。 <br><br>なんでも『すぐに』『簡単に』できるものには、感動がない。 <br>無骨で不器用だけれど、面倒くさいほうが伝わったときの温度はきっと高い。 <br><br><br>ゆっくりでもいいから、歩きたい。 <br>簡単に手を伸ばして届くものを、誰が大切にするのだろうか。 <br><br><br>聖域だからこそ、もっと静かに踏み込むべきだ。 <br><br><br><br>感情と言葉と体 <br>私は言葉を信用していない。言葉では何とでも言える。 <br>けれど、私は体をもっと信用していない。 <br>嘘をつく理由は欲望。そして体は欲望の道具になる。 <br><br>感情も私は信用していない。いつかやがて変質してしまうもの。 <br><br>けれどね、感情を伴った言葉は見分けることが出来る。 <br>それは『愛してる』という言葉に限らない。 <br>むしろ『愛してる』なんて陳腐な言葉よりも、 <br>『今日の天気は晴れだよ』という言葉のほうが愛を感じるときもある。 <br><br>私は感情の伴った言葉を聴いていたい。 <br>その響きは、きっと体のつながりの欲求を引き起こす。 <br>でもその欲求は肉欲ではない。 <br>それは肌を合わせるだけで満たされてしまうような、相手を真に求める欲求だ。 <br><br><br>そうして触れ合って、分かり合えることは、残念だけど少ない。 <br><br>でも初めはそうして抱き合うはずなんだ。 <br>ちゃんとお互いが好きあっているのなら。 <br><br>けれど慣れてくるとそんな面倒くさい手順を省くから、変質してしまう。 <br>どうしてそのことに気付かないんだろう。 <br><br><br><br>性欲を悪とみなしているキリスト教が、少しだけわかる。 <br>それとこれとは別だけれど。 <br><br><br>と、ここまで書いて、あたしって性に対してめちゃくちゃ真面目で堅いんだなということに気付く。 <br><br>意外だ。 <br><br><br><br>でも、過去に『体と心は別なのか』を実験して『つながっている』ということを実感してから、きっとこの考えは変わらない。 <br><br>簡単に踏み込んではいけない。 <br>それが誰であろうとも。 <br><br><br><br>んーーーー、ちょっと追い詰められてるみたいだなぁ。 <br><br>おやすみなさい。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>自然</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361588</guid>
        <description><![CDATA[一緒にいることが自然てのは、恐ろしいことだな。 <br><br>毎日を不自然なまま過ごさなくてはいけないということだ。 <br><br>君と居るだけで、もうそこはあたしの家。 <br>だって、あたしの帰るべきところは君なんだもの。 <br>くつろげる場所はそこなのだよベイベ。 <br><br><br>ああまぶたがくっついてしまいそう。 <br><br><br>今夜は、君の温もりを抱いておやすみ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>耳鳴り</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361587</guid>
        <description><![CDATA[耳鳴りが酷い。 <br>熱は下がったものの、耳が聞こえない。 <br><br>飛行機に乗ったときのような感覚がずっと続いている。 <br><br><br><br>まるで1人だけ海の底に居るみたいだ。 <br>音がくぐもって聞こえる。 <br><br><br><br><br>恋人に写真を撮られるのは、まるでsexだと思った。 <br>いや、むしろsexよりも湿っているかもしれない。 <br><br>ゆっくり絡まって、湿度を増す。 <br><br>肌に触れて目を閉じるときの安心感とは違って、 <br>肌に触れないで向かい合っている緊張感は、歯がゆさも手伝って色を濃くするんだろう。 <br><br><br>あなたの隣に　君のそばで　と恋人たちは囁くけれど、正面から向き合うことは実は少ないのではないだろうか。 <br><br>隣に居ては、見えなくなってしまうものがある。 <br><br>同じものを見ていることも大切だけれどね。 <br><br><br><br><br>汗が体中を這いずり回る。 <br>早く回復しなければなぁ。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>凹</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361586</guid>
        <description><![CDATA[言葉が上手くはまらない <br>言葉がきちんとした重さを持たない <br><br><br>そんなときもある。 <br><br><br>多分、同じことを思って <br>多分、同じ気持ちだった <br><br>と、思う。 <br><br><br>離れていても分かり合えるわけはなく <br>時間を共有することがやはり大切なのだということ <br><br>疑うでもなく <br>不安なのでもなく <br>心を通わせるということは <br>念じているだけではだめだということ <br><br>言葉は厄介ではあるけれど <br>やはり必要だということ <br><br>けれどもっと大切なのは <br>きちんと目を覗き込んで <br>向かい合うこと <br><br><br><br>どうしても前に進まないときは <br>ただやり過ごすというのも方法だ <br><br>歩調を合わせて <br>もう一度 <br><br>手を繋いだら大丈夫]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>迷子</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361585</guid>
        <description><![CDATA[今日は迷子を見ました。 <br><br>迷子は泣いてはいませんでした。 <br>ただ、じっと下を見て、苦虫を噛み潰したような顔をしておりました。 <br><br>雨の中、迷子は待っていました。 <br><br>何を待っているのか、其れが来るのかもわかりませんでしたが <br>迷子は待っていました。 <br><br><br>雨が上がっても、迷子の待つものはやっては来ませんでした。 <br>迷子は初めから分かっていたような顔をして、でもやはり待っていました。 <br>ただ立っているとでも言うような顔をして、じっと待っているのでした。 <br><br><br><br>やがて辺りが朱色の光に染まる頃、迷子は坂の向こうから走ってくる其れを見つけました。 <br><br>其れは迷子の前で優しく笑うと、迷子の手をとろうとしました。 <br><br>すると迷子は恐ろしい目で其れを睨み、手を振り払って走っていってしまったのです。 <br><br><br><br><br>次の日、やはり迷子は待っていました。 <br>うつむいて、下唇を噛んで。 <br><br>そして、一日は長いとでも言うように、 <br>度々目を上げて空を見ては、太陽をキッと睨みつけるのでした。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>雨</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361584</guid>
        <description><![CDATA[今日は自分と一緒に居た <br><br>いるものといらないもの <br><br>新しくつくるもの <br>捨てるもの <br><br><br>久しぶりに君の声を聞いた <br>本当に久しぶり <br><br>元気そうだね <br>うん、そうだね <br><br>君に褒められることは <br>いつでもうれしいんだよ <br><br>いつか世界がひっくり返って <br>みんな空にまっさかさまに落ちていく <br><br>そのときにはヒエラルキーもさかさまで <br>泣いて暮らしている人たちが <br>笑い出したらいいと思う <br><br>だけどあたしなんかは <br>いくらでんぐりがえっても <br>宙ぶらりんのままなんだろう <br><br><br>それはそれで <br><br>悲しいことだろうか <br><br><br>ぽけっとに夢を詰め込んで出かけたら <br>穴が開いていた <br><br>そんな思い込みで <br>夢がないことを語れればいい <br><br>どんな風に過ごしたって <br>必ず夜はやってきて <br>明日になったら朝になる <br>それのくりかえしが人生なのか <br>どうなのか <br><br>だったらバスを降りよう <br><br><br>美しく飾り立てることが生き甲斐なら <br>それもいいじゃない <br>ありのままを愛してくれる人なんかいないんだから <br><br>飾り続けることに疲れたら <br>そこで終わりにすればいい <br><br>そのときに隣に居る人の顔色が変わったら <br>その人はきみの価値をわかってないんだ <br><br><br>口をとがらせても <br>美しい言葉は生まれない <br><br>心は無秩序なカオスだから <br>すくいあげる努力も必要なんだよ <br>自分がその混沌の中に立っているだけでは溺れてしまう <br><br>だから大人になるの？ <br>あたしはもっと泥んこ遊びがしたいんだけど <br><br>ねえねえ <br>摘みとらないでよ <br>あたしを摘みとらないで <br><br>あたしはここで枯れたいんだから]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>別の角度</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361583</guid>
        <description><![CDATA[こっちでは雨がやんで、電話の向こうでは雨が降り出した帰り道。 <br><br><br>あたしが写真を通して見ているものと、あなたが写真を通して見ているものは違うのかもしれない。 <br><br>あたしはあたしを見つめる。 <br><br>写し人は自分の目を見ているのだろうか。 <br><br>一枚の写真がまるでホログラムのように違って見えている気がした。 <br>あたしはそこに切り取られたあたしの残り香をみつける。 <br>そのときの自分の想いや、気持ちが、匂い立つようだ。 <br><br>反対にカメラを構えていた側は、何を感じているんだろう。 <br><br>そう思うと写真て不思議だ。 <br><br>第三者は、どちらに近い感覚でその一枚を見るんだろう。 <br>どちらとも違うフィルターで見るのだろうか。やっぱり。 <br><br><br><br>どの写真が『いい』とかは、正直よくわからない。 <br>綺麗だったり、見とれたりするのもあれば、なんだかわからないけど好きなのもある。 <br><br>その　なんだかわからない　ものが、あたしのフィルターなんだろうか。 <br><br><br>雨上がりの湿った空気がカーテンを揺らす。 <br>夏はもうすぐそこまで来ているんだろうな。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

        <item>
        <title>グンナイ</title>
        <link>http://d.dklog.jp/nodoka_tsurumaru/</link>
        <guid>0001361582</guid>
        <description><![CDATA[ねるよ　と言ってから、寝ることはまれ。 <br><br>ねるよ　と言ったって、寝ない。 <br><br>だって、眠りにつくのが下手くそなんだもん。 <br><br><br><br>暗闇では赤い光がチカチカしていて、だんだん近づいてくる。 <br>目を閉じても近づいてくる。 <br>まるで宇宙船の窓。 <br><br>宇宙になんか行くことはないんだろうけどさ。 <br><br><br>あたしのかわいいあの子は、最近あたしが君にうつつを抜かしてるから、君にやきもちを焼いてるよ。 <br><br>あたしに赤ちゃんが生まれたら、今度は赤ちゃんにあたしをとられるから、あたしの赤ちゃんは可愛がらないんだって。 <br><br>困った子だよ、ベイベー。 <br>そんなに嬉しくさせてどうすんのさ。 <br><br><br>彼女はお行儀良くわがままを言う。 <br><br><br><br>君にお休みを言ってから、あたしの夜更かしは始まる。 <br><br>この時間がだらしなくて手放せないんだ。 <br><br>君にお休みを言って、ちょっと心がくぼんで、それが元に戻るのを待たないと、眠りはこない。]]></description>
        <author>N</author>
        </item>

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